일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠5

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠5(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 262,120자 · 516화면

아오조라 문고

外の騒ぎもようやく耳に慣れた時分に、竜之助は眠りに落ちました。

「もし、お客様」

竜之助が眠った時分になって、誰やら家の外から叫びました。

「もし、お客様」

見舞に来るならば、もっと早く、まだ眠らない時分に来てくれたらよかりそうなものを、いくら食客だからといって、今まで一人で抛って置いて、ようやく眠りに就いたのを起しに来るとは、大人げないと思えば思えないでもありませんでした。

「あ、誰だ」

と、眠りかけていた竜之助は、その声で直ぐに呼び醒まされました。

「御用心なされませ、今夜はお危のうございます」

「危ないとは?」

「こんなに水が出て参りました、山水がドッと押し出すとお危のうございますから、本家の方へおいでなさいまし、お待ち申しておりまする」

「それは御苦労」

「どうか直ぐにおいで下さいまし」

と言い捨ててその者は行ってしまいました。よほどあわてていると見えて、家の外からこれだけの言葉をかけて、その返事もろくろく聞かないで取って返してしまいました。

竜之助はあえてその言葉に従って、本家の方へ避難をしようという気は起しませんでした。寧ろ起き直ってみることさえも億劫がって、せっかく破られた夢を再び結び直すのに長い暇を要することなく、村のあらゆる人々の恟々たる一夜を、ともかく熟睡に落ちていた竜之助の安楽も長くはつづきませんでし