일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠5

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠5(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 262,120자 · 516화면

아오조라 문고

それを神尾主膳が怒って、無惨にも二人ともに槍で突き殺してしまった。それがついにこの部落の者を怒らして、再三かけ合ったが埒があかず、ついに今夜は手詰めの談判をするために、こうして大挙してやって来たのであると。

穢多非人の分際として、苟くも士人の門前にかかる振舞をすることは、大抵ならば同情が寄せられないはずでありますけれども、見物の大部は、ややもすれば、

「あれでは、ここの殿様が無理だ、穢多が怒るのが道理だ」

というように聞えるのであります。聞いていた兵馬も、なるほどそう言えばそうだ、たかが犬一疋のために、二人の人間を殺すとは心なき仕業であると、ここでも神尾の乱暴を憎む心になりました。

そのうちにバラバラと石が降りはじめました。メリメリと長屋塀の一部や、門の扉が打壊されはじめたようであります。

「始まったな――」

固唾を呑んでながめている見物の中にも、石を拾って投げはじめる者もあります。

そのうちに、穢多どもがわーっと鬨の声を揚げて、いよいよ屋敷へ乗り込んだかと思うと、そうでなく、雪崩を打って逃げ出すと、その煽りを喰って見物が雪崩を打って逃げ惑いました。見れば神尾の門内から多くの侍が、白刃を抜いて切先を揃えて打って出でたところで、その勢いに怖れて穢多非人どもが、一度にドッと逃げ出したもののようでありました。