후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠5
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠5(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 262,120자 · 516화면
「それは堅くお断わり申す、事情はどうあろうとも、吉原へ行くために金を借りたということが後でわかると、御老女にも面目ない」
「兵馬さん、少しお待ち下さいませ、お手間は取らせませぬ、わたし、よいことを考えつきましたから」
お松はこう言って兵馬を引留めておきながら、廊下をバタバタと駆け込んだところはお君の部屋でありました。
お松はよいところへ気がつきました。お君の部屋へ飛んで行って手短かに、金の融通を頼むとお君は、なんの苦もなく二十両を用立ててくれました。
両女の分を合せて三十両を借受けた宇津木兵馬は、それを懐中して、いざとばかりに金助を促してこの家を立ち出で、飛ぶが如くに吉原へ駕籠を向けました。
「お松さん」
そのあとでお君は、何か心がかりがありそうにお松を呼び、
「そういうわけならば心配することはないようだけれど、なんだかわたしは気にかかってなりませぬ、御老女様には申し上げてはいけないと兵馬さんはおっしゃったそうですけれど、南条様や五十嵐様に御相談申し上げて、御様子を見に行っていただいたらどうでしょう」
お君から勧められて、お松もその気になりました。
九
鐘撞堂新道に巣を食う大道芸人の一群。