후리가나로 읽는 일본 고전
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면
「……そうか。さぞ口惜しかったろう。しかも良人のわしにそれほどまで、貞操をたてていてくれたのか」
林冲はポロリと涙をこぼした。かかる男でも、泣くことがあるのかと思い、晁蓋や呉用までみな瞼を熱くした。
――春の訪れと共に、梁山泊に一舟の注進が聞えた。――再編成された官軍の捕盗船隊三、四百艘が、石碣村の入江から沖を埋めて、機を窺っているという報である。
しかもこんどの総指揮官は、済州奉行所付きの黄安という者で、手勢二千人、戦備も前よりは格段な物々しさであるという。
「さア、いらっしゃい。氷も解けたし、雑魚も蓮の根から泳き出す陽気だ。――こち徒にとっても、長い冬籠りの退屈醒ましにはちょうどいい折、いでや眼にもの見せてやろうぜ」
山寨の驍勇どもは、手に唾して待ちかまえた。――かくて、金沙灘沖の水戦は展開され、蕩たる白浪は天を搏ち、鼓噪は芦荻を叫ばしめ、二日二た夜にわたる矢風と剣戟と、そして雲に谺する喊声のうちに、さしもの官船数百隻を、枯葉のごとく粉砕し去った。
げにも皮肉だ。この一戦こそは、求めもしないのに、官から賊寨へ、わざわざ貢ぎの贈り物を運んできたようなものだった。