일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면

아오조라 문고

分捕り品だけでもたいへんな量である。馬匹数十頭、兵舟百余艘、弩弓、よろい甲、石火矢砲、帆布、糧食など、すべて梁庫に入れられた。

「冬じゅうの居食いで、山寨の倉も少々お寒くなっていたら、この到来物ときたぜ。なんとこんな疾風なら、ときどき襲せて来てもらってもいいな」

凱歌の角笛は、春を高々と吹き鳴らされ、梁山泊の意気、ここに全く革まる概があった。

それにひきかえ。

船も装備もみな失い、あげくに、指揮者黄安も賊に生け捕られ、散々なていで済州へ逃げ帰った官兵は、ただ事の顛末を奉行所の門へ哀号し合うだけだった。

折ふしまた、庁内の接官亭には、蔡大臣の使者と、大臣府の辞令を帯びた新任官が、都から到着していた。――それにより、旧奉行は官職を解かれ、旅装して、ただちに開封東京の問罪所へ出頭すべし、との厳令なのだ。

「さては、責任を問われるのか」

と、旧奉行は青くなって萎れたが、新任の奉行もまた、門前の哀号を耳にして、

「なんと。お取立てと思ってよろこんで下向して来たら、豈はからんや、こんな土地の、こんな群盗退治が、これからの仕事なのか」

と着任早々、ぼやいている。

とまれ両三日のまに、事務引継ぎもすまされ、旧奉行は都へ召還されて行ったが、やがてこの奉行交代の通知とともに、梁山泊にたいする協同警戒の布告が、隣県城の県役署へも廻送