후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅんでい
春泥・三の酉
久保田 万太郎
久保田 万太郎의 春泥・三の酉(しゅんでい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 86,075자 · 173화면
「……あった。」すぐまた不機嫌にそういって眼鏡を……みッともねえ、だらしがねえ、いまッからそんな外聞のわるいことが出来るものかと長い間強情を張りぬいたあと、とうとう負けてこの冬からかけ出した老眼鏡を出してかけ、いそがしくまたかれは新聞を取上げた。
……その通りだ。おますのいう通りだった。いよ/\今度、長い間の縁が切れ、会社の手を離れて独立することになった新派は、それを機会に従来の由良一座を解散し、新たにそこに若宮柳絮を盟主にした清新な一座の組織されるにいたったこと。――そうする上には従来新派の癌とされていた諸種の情実だの因襲だのを根本から芟除すると同時に、この際、女形制度を廃して女優を活用すること。――それには関西のある若宮贔負の金持がうしろ立になって、来春匆々、東京の某大劇場で花々しく旗挙をするに決ったこと。……そうしたことを長々と書立てた大袈裟な特別記事だった。
かれは日附をみた。十七日としてあった。十七日といえば……十七日といえば二日目である。飲んだくれていた二日目である。……そんなことゝは夢にも知らずうじゃじゃけ放題うじゃじゃけていた最中である。