후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅんでい
春泥・三の酉
久保田 万太郎
久保田 万太郎의 春泥・三の酉(しゅんでい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 86,075자 · 173화면
――だって、それほどの人じゃァないんですもの。
――それほどの人じゃァない?
――そうよ。
――それほどの人じゃァないのに、君は。……そんな男と、あゝして? ……
――えゝ、そうよ。……一人じゃァ寂しいから、ヒョイと出来ごゝろで誘ったら、すぐに附いて来たのよ、あの人……
と、おさわは、ケロリとしたもので
――あたし、戦争がすんだあとでも、まだ、ずッと、上州の田舎に疎開したまんまでいたこと、いつか、話したでしょう? ……その間でも、あたし、お酉さまだけは、毎年、欠さなかったのよ。
――ということは、毎年、わざ/\、そのために、上州の田舎から東京へでゝ来たってわけか?
――えゝ、そう……
――何んだって、また、そんなに信心なんだ、お酉さまが? ……
――信心じゃァないのよ、好きなのよ。
――好き?
――そうなのよ。……好きなのよ、お酉さまが、たゞ……
――だって、好きッてのは……
――おかしいでしょう? ……そうよ、おかしいわ、わけをいわなければ……
と、自分で、自分をうなずいてみせ
――あたしね。……じつは、これでも、吉原の生れなのよ。
――吉原の?