후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅんでい
春泥・三の酉
久保田 万太郎
久保田 万太郎의 春泥・三の酉(しゅんでい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 86,075자 · 173화면
――それにはその道の上に嵩高につまれた漬菜のいろ。――二三人の女たちの、洗ってはそばから戸板のうえに載せているその、くッきりした、白い、みず/\しい色が一層その鄙びた感じを深くした。
「まだか、おい?」
三浦のそういうのをわらって小倉は前方を指した。
「そこだ。――そこにもうみえている……」
「春夏秋冬花不断」「東西南北客争来」とした二枚の聯を両方の柱にかけた茅葺の門を間もなく三人はくゞった。――そこには、まず、入ってすぐの、萩、尾花、葛、女郎花、藤袴……そうした立札だけの荒れた土の中にむなしく残った一ト廓の境界。――そのしかえられたばかりの、つやゝかに、青々とした竹のいろがいたずらに冷めたくその間で光っていた。――すべてのその枯々とした中で、みるかぎり、どこにも人のいるらしい影はなかった。
「しずかだなァ。」
田代は感歎するようにいった。
「あたりめえよ。――この寒空にこんなとこへ来るのはよッぽどすいきょうな奴かヒマな奴かだ。」
「じゃァわれ/\は。――どっちだ、われ/\は?」
「こちとらは両方よ。」
「両方?」
「そうじゃァねえか? ――すいきょうばかりじゃァねえ、ヒマだから。