후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅんでい
春泥・三の酉
久保田 万太郎
久保田 万太郎의 春泥・三の酉(しゅんでい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 86,075자 · 173화면
――いまの吉原はそんな国じゃァござんせん。」
「…………」
「これは、また……」「うたむら」の主人は機嫌よくわらって「では、おさきへ……」
「これは失礼いたしました。」
「いずれ、また。――そのうちに春にでもなりましたら、一度ゆッくり、機会をこしらえてみなさんにもお目にかゝりましょう。」
「有難うございます。」
「どうぞ由良さんによろしく。――では、小倉さん、御免を……」
「…………」
小倉はだまって頭を下げた。――小女の拡げて出す黒蛇の目をうけとると、そのまゝ「うたむら」の主人は外へ出て行った。
「あの大将、よく来るのか、こゝへ?」
小倉は銚子の代りをいいつけたあとでいった。
「うん、とき/″\来るらしい。」田代はうなずいて「あゝいう見物が大ぜいいてくれるとこちとらも心強いわけなんだが……」
「そうじゃァねえ。」小倉は眉をひそめるように「あゝいう客ばかりたよりにしているからわるくかたまるばかりなんだ。」
「止せよ、そんな。――そんな憎まれ口は慶ちゃんにまかして置けばいゝんだ。」田代は銚子を取って「さァ、ま、熱いのゝ来るまで一つ行こう。」
「何だ、それより、急な用っていうのは?」