후리가나로 읽는 일본 고전
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やぎゅうつきかげしょう
柳生月影抄 名作短編集(二)
吉川 英治
吉川 英治의 柳生月影抄 名作短編集(二)(やぎゅうつきかげしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 173,309자 · 352화면
「一興だ。見よう」
と、上意である。
家光は、広芝に床几を置かせて、数番の試合を見た。そして果てはやや飽き気味な面持ちだったが、
「但馬。――今日は其方の子息ともも見えておる筈じゃが。どれにいる」
扈従の中にいる但馬守に訊ねた。
すると、その父が答えぬまえに、
「あれに控えておるのが、舎弟の又十郎にござります」
と、小姓組の刑部友矩が、家光の眸を導いた。家光は大勢の若者の中から、鶏群の一鶴をすぐ見出したらしく、
「又十郎に起たせい。誰ぞ、腕に覚えの者は、又十郎に対え」
と、云った。
又十郎は、上意をうけて、支度して出た。そして選ばれた敵手を四人まで打ち伏せた。
「さすがは柳生どのの三男」
と、動揺めきの中に囁きが流れた。家光も、興につつまれて、初めて満足そうな気色に見えた。そしてなおも、
「誰か、又十郎を破るほどの者はないか」
と、見まわした。
側近にいる刑部友矩は、家光の歓心を買って、自分の面目のように、
「舎弟を破るものは、恐らく今日のお供中にはおりますまい。けれど、長兄十兵衛の技に較べれば、まだまだ又十郎などは、乳臭児といってよいくらい、段ちがいにござります」