후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
かきのたね
柿の種
寺田 寅彦
寺田 寅彦의 柿の種(かきのたね)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 70,202자 · 139화면
*
うすら寒い日の午後の小半日を、邦楽座の二階の、人気の少ない客席に腰かけて、遠い異国のはなやかな歓楽の世界の幻を見た。
そうして、つめたいから風に吹かれて、ふるえながらわが家に帰った。
食事をして風呂にはいって、肩まで湯の中に浸って、そうして湯にしめした手ぬぐいを顔に押し当てた瞬間に、つぶった眼の前に忽然と昼間見た活動女優の大写しの顔が現われた、と思うとふっと消えた。
アメリカは人皆踊る牡丹かな(昭和五年五月、渋柿)
*
いろいろな国語の初歩の読本には、その国々特有の色と香がきわめて濃厚に出ている。
ナショナルリーダーを教わった時に、幼い頭に描かれた異国の風物は、英米のそれであった。
ブハイムを手にした時には、また別の国の自然と、人と、その歴史が、新しい視野を展開した。
ロシアの読本をのぞくと、たちまちにして自分がロシアの子供に生まれ変わり、ラテンの初歩をかじると、二千年前のローマ市民の子供になり、蝋石盤をかかえて学校へ通うようになる。
おとなの読み物では、決して、これほど農厚な国々に特有な雰囲気は感ぜられないような気がする。