일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

鼻を衝き喉を刺戟する悪気があたりにただよい流れるのを見た。溪谷をかこむ山々に樹木ひとつなく目にとまるのは無惨な枯木だった。山肌はどこも崩れ落ちそうで磊々たる岩石の堆積だった。これでは夏季豪雨の候に土砂岩石が一時に押しながされて、渡良瀬の河身を浅くするのも道理であるとうなずかれた。さらに本山の有木、鷹の巣、本口の諸坑口へ攀じのぼって、諸坑の坑口から青味を帯びた汚水が流れ出るのを見た。これこそ丹礬質をふくむもので、こうして常時絶え間なく渡良瀬川へ鉱毒が注がれているのであるかと慄然とした。次の日は小滝坑を見て、ここでもまた同様の感慨を深くした。

そこで彼は、銅山の当事者が鉱毒被害をどう感じているかを知ろうとして、六日には銅山事務所を訪ねた。戸田某が面接して、長とのあいだに種々応答がとり交された。渡良瀬川沿岸の農民は十年鉱毒という原因を知らないでいたが、昨今の惨害はかくかくであると長が説明すれば、戸田は果して、それは洪水の被害であろう鉱毒はそんな遠方に及ぶものでないと首をふった。除害策を促せばなお急務ではないとうそぶいて相手にしなかった。

長はもはやこれ以上談合することの無益をさとって口をつぐんだ。