후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
これも寧ろ功に数えねばならぬ。また三国干渉のときでも、当路者が気付くよりも新聞社の方が耳が早かった。しかもいよいよ三国が干渉してきたときに、新聞記者はどういう風に決心したか。まず国民の元気の強いことを外に示した。伊藤、陸奥の全権委員に衆望を落すことなく、任務を尽させようとして、国を強く見せかけるという立派な仕事もしたのである。まったく善いことを数えれば枚挙にいとまがない。しかも新聞記者という人々は功があっても爵位や勲章のようなピカピカする有形物を欲しがる人間ではないのである。新聞とはかような力があり、新聞記者とはかような天職に生きる人である。今度はこの方々が遠路はるばるここに来られたのであるから、十分に被害の情況を見ていただくとともに、諸君は誠心誠意をもって実際の被害民のこえを聞いてもらうようにされたい」
かくて暗いランプの光り一つの下で、人々の訴えや質問が夜の更けるまで交※(二の字点、1-2-22)に取り交された。話し声がふと跡絶えると、裏の杉林をゆする木枯の叫びが、一座を襲った。人々はそれぞれに運命の声をきいたように肩を竦めたり、身の境涯をかえりみる眼付にさそわれたりした。