후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
午後一時をややすぎて、まず栗原彦三郎が拍手の裡に立って開会の辞をのべた。弱冠十九、なんといっても雄弁会口調ながら友人たちの声援と敵側の野次の入りみだれる喧騒にも臆せず、政府の怠慢を難ずる火蓋を切った。つづいて演壇にたったのは高橋秀臣。開口まず足尾の鉱業は停止せざるべからずと一喝し、これを救う道は社会道義にとむ青年の奮起にあると訴えた。昨夏の関西遊説の途上で、「高橋君は青年の志士である、鉱毒被害の救済に一臂の力を貸してもらいたい」と正造から頼まれた唯諾にそむかぬ熱弁であった。
つぎは松村介石。阿片問題や奴隷問題を引用して鉱毒問題もまた人道問題であると説きすすみ、慈愛のこころあるものはよろしく満腔の同情を寄すべきであると、諧謔を交えつつ、しかも真理を語って感銘ふかいものがあった。
四番目に立ったのは津田仙である。役人の無能と無責任を冷嘲して、穏かな口調ながら言々辛辣だった。
五番目は田中正造。年を追って深刻の度を加えて来た鉱毒事情を説明するうちに、はじめは処女のごとくという譬喩をそのままに、正造はしだいに古河を罵倒して悲憤、慷慨に激してきた。昨秋横尾、中山等の名義で配布されたという「鉱毒被害仲裁意見書」