일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

といって、政府自らの責任を避け、「被害の程度は果して鉱業条例第十九条の場合に適合するや否やは予防手段の時を経て効果如何を確認したる後にあらざれば未だ遽かに断言する能わざるなり」などと、未だ優長な文句を羅列しているにすぎなかった。三月十九日、関口忠太郎、山口善兵術、大塚源十郎、山田友次郎等が、正造の意をふくんで貴族院に谷干城を訪ね、被害地視察のことを確めた。

「明日の一番でゆくから案内を頼む、必ず行く、多少の雨や雪にはかまわん」

そうした確約を得たので、一同はよろこんで事務所へ帰り、関口、山田等が被害地に於ける出迎えの準備のために現地へ出発した。

三月二十日、谷干城、同家家職某、津田仙、高橋秀臣の一行が午前五時に上野を発って富田駅に下車すると、駅前には関口忠太郎、村山半、蓼沼丈吉、津久居彦七等の地方有志や、山田友次郎、岩崎佐十、野口春蔵等を先頭とした被害民約三千人が出迎えていた。

一行は俥をつらねて毛野村川崎へむかった。

尾名川をすぎて奥戸の部落を望むあたりへ来ると、被害の激しさはようやく目の前に著しかった。谷は俥を下りて説明の言葉に耳を傾けた。「この奥戸は去年の洪水で堤防が鋸の歯のように決潰した場所です」