후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
「もし地方官が間違っているならば、まず地方官を説いてその蒙をひらいてやってもらいたい」
そこまで来ると、津田の顔にみるみる血がのぼった。椅子を蹴ちらすようにして立ち上ったと思うと、つかつかと榎本のテーブルへ詰め寄った。血管の浮きでた腕のどこにそんな力があるのかと思われる勢で、ドシンとテーブルを打ちたたいた。茶碗がひっくり返った。
「君は大臣をやめなさい。君にはとうてい大臣は勤まらん」
そういう声も怒りに震えていた。返答如何によっては、飛びかかって組み打ちにも及びかねない目差しが、じっと注がれた。
高橋は場合によっては腕力に訴えることも辞さぬくらいの覚悟で来たのだったが、話もまだ緒口のうちに、かえって老人をなだめねばならぬ破目になって当惑した。津田の前に立ちはだかって漸くに椅子に落着かせた。
津田のこの場合の立腹も、どうかして彼に善処させて輔弼にあやまちなからしめたいという衷情から出たことであったから、自分に呶鳴られて相手が悄然としているのを見ると、津田は改めて静かに話をすすめて、ともかく被害地を視察するようにと説得につとめた。榎本はただ黙々として、なにか別の思案に耽っているふうで、沈痛の色をいよいよ眉宇に深めていたが、