일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

警官は、彼等が馬に乗っているのが不都合だ、隊を組んで歩くのが不都合だと詰った。一行はまた隊を組んで歩くのがなぜ悪い、伊勢参宮の場合はどうだと反駁した。妙な押し問答であった。

翌日の太田町の会場は真砂座であった。三千人を入れる場内がたちまち一杯になって戸が閉められたが、場外には未だ一万に近い群衆が詰めかけていた。彼等は入場できないことがわかっても立ち去ろうとせず、場内から拍手や喧擾の声が洩れてくる度にざわめき立った。このとき場内では弁士中止を呼ばわれるもの六人に及び、聴衆がようやく激昂して騒ぎだした。臨検の警察署長は遂に解散を宣して、荒川や正造は演壇に立たずにしまった。

この日以後の演説会は、ほとんど毎回のように弁士中止か解散の憂目を見るようになった。また被害民の気勢は不穏を蔵するように誤り伝えられて、或はさきに郷党を遁れた古河派が策動し中傷した結果でもあったのか、五月十一日にわかに東京から影山憲兵大尉が部下三十名と共に出張して、群馬県桐生町から茨城県境町に至る渡良瀬、利根両沿岸十六里の間の要所々々を固めて警戒しだした。

正造は東京に在ってそれを知ったが、沿岸の運動者がために畏縮することを慮って心を痛めた。