후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
水田に働く者の足は指の叉がただれ腫物ができていた。桑を摘む女の手は酷いほどアカギレだらけになっていた。
正造が帰京してみると、事務所に入っている各被害地の情報も、しきりに窮迫を告げていた。そこで手の少い在京委員を督励して、材料を整理し、文案に一々筆を加えて、鉱毒が物質及び精神上に及ぼす被害を個人、町村、公共の三種に別け四十余の項目をまとめ上げて、分厚な請願書を当路の大臣宛に提出させた。
七月下旬に、大蔵省から被害区域と土質分析のために鑑定官数名が調査に出張したが、被害民の実情には、その分析試験の結果を待っている余裕はなかった。そこで各被害町村から九月七日に「納税延期願」を出し、さらに一歩をすすめて「無期減免租請願書」を追いかけてだした。
これと前後して在京委員たちも、銅山附近山林伐木の中止、鉱毒の桑葉及び蚕糸に及ぼす被害、秣場肥料に及ぼす被害、堤防に及ぼす被害等々について、それぞれ請願書を作製した。
こうして正造もその周囲も、終日終夜机にむかって筆を執るかと思えば、その翌日は足を棒にして走り廻るという工合で、連日孜々として心身の活動をつづけた。その運動の方向も主として差し迫った減免租と衛生保護の事に集中された。