일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

積年心身を酷使してきた疲労が、老来ようやく外へ表れだしたので、直接には一月以来の無理がたたっていた。

一月中旬寒気の厳しい日がつづいて、正造はすでに風邪気味であったが、十九日に雲龍寺の寒い本堂で、青年数名を相手にして鉱毒被害人心得書を五県七郡へ発送した。鉱毒被害人が、選挙にまぎれて本領を失ってはならぬという心配からであった。その夜から寝こんでしまったが、翌日も寝床のなかから青年たちを指図して発送をつづけた。

「芝口の事務所にもここの事務所にも一銭の余裕もない。だが、一文なしの無学者のわれわれだって、この心得書に載せたように、三十年までの被害三千五百万円、免租の方は年々三十万円、こういう大金を発見したのだ。社会のことは金銭の有無じゃない。要するに精神だ」そんな気焔で青年たちを督励していたが、その無理がいけなかった。

しかも病勢が衰えるのを待ちかねて、二十三日には館林へ行き、翌日は吹雪のなかを俥の上で震えながら雲龍寺へもどったりした。周囲のものの停める言葉などきき入れず、連日酒で気力をつけながら東西を駆けまわった。無論政談演説会にも臨んだが、多くは被害地の村々に、次から次へと鉱毒談話会をひらいて歩いたのである。