후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
そこで村長はじめ村会議員たちの斡旋で、さらに村社氷川神社の境内を借り、一同をそこへ収容することにした。その数二千四百人ばかり、堂宇の周囲から杉林の方まで黒い人影で埋められた。
正造が村長を捕えて炊出しのことを依頼していると、なにかと群集を指図していた野口春蔵が突然そばへきて袂を引き、
「聞いて下さい、こういうわけです」
悲痛な顔をして訴えだした。
「私たちが早川田を出発するときには一万千余人という人数でした。それが途中警官に嚇かされて追い帰されたり、渡し舟を隠されたりして、やっと利根川を渡れたのが半分です。その半分のうちからも途々の虐待に堪えかねて止むなく帰村した者が多く、残った私たちは仕方なく道を変えて、昨夜は越ヶ谷付近で野宿したのです」
「いや本当に御苦労だった。見れば誰も彼も疲れきっているようだ。どんなにか辛かったことだろう」
正造は額に皺をよせて、秋陽の下の群集をながめやった。
「疲れてもいたし、病人もありました。宿屋は巡査で一杯で泊めてくれず、仕方なく観音堂の境内に入って、木蔭や草のうえに着ている簑を敷いてごろ寝をしたのです。そうすると、どうです。