후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
「議長に注意がある」正造が大声に叫んで席に突っ立った。
「沈黙しているつもりでございましたが、星亨君のような法律家があんな間違ったことをいうのは黙っていられない。法律に触れることを、先例とは何ごとである。鳩山君のときには知らなかったので、今日発見すれば今日改めるが当りまえである。議長も代理にお出しになった人間の誤りは、すなわち公明正大に自分がお直しなさるがよろしいと存じます。それから、元田君も法律学士であるから、卑怯未練なる解釈をしないで、公明正大に己の非を先に改めて、しかるのちに議場を整理すべきである。……懲罰委員に申し付けるといって、逃げるのではございますまいが、その引きあげかたというものは、ほとんど臆病なる裁判官が死刑の宣告をして逃げるごとき有様であった」
しきりに拍手が起った。すると大岡育造が立って元田の処置を弁護しだした。ふたたび囂々の声が四方から起きた。「嘘をつけ」「バカヤロウ」の罵声まできこえる始末であった。
「諸君、報告があります」と議長の声が喧騒をしずめた。
「ただ今、院内面会室で重野謙次郎君が兇漢に襲われて負傷されました」
右頭部に長さ八寸、深さ骨膜に達する打撲傷を負ったという報告であった。