후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
正造が二十年前に父の許しを得て、一生の政治運動に当てることにした資金は、最初の二回の選挙で使い果されてしまった。その後の選挙費はすべて安蘇郡の有志の寄附でまかなわれていた。のみならず正造が鉱毒問題のために散じたものも決して少い額でなかった。そのため七名の有志が、連帯責任で千余円を佐野銀行から借りている有様で、歳費の半分をさいて利息に埋め、多少ずつ元金も返済してゆく約束になっていた。左部もほぼそうした内情を知っていたから、猶さらその影響が杞憂されたのである。
「それで、もし先生が議会にお出にならぬようなことになったら、鉱毒問題は一体どうなるのです?」
左部は、なじるように憂わしげな瞳をあげた。
「いや、鉱毒問題は、すでに院内にも同志が沢山できているから、必ずしもわしが議場におらねばならぬことはないだろう。ただ、山県と星のために議会が全く汚涜されてしまった。この悪風は恐らく今後数十年間、議会と政界に災をのこすにちがいない。それで、これに大痛撃を加えて反省させるには、ぜひとも議員に出ている必要があるという気もする」
正造はじっと頭の内側を見つめるように、しばらく瞳を凝らしていたが、