후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
不思議にもまた内務大臣の方でもこれが見えないものとみえる。或は農商務とどういう打合せがあったか知らぬが、かくのごとく己の管轄に農商務省鉱山の方から人民に害を与えられていることが、内務大臣にも亦これが見えない。何故こう目が暗くなるんである。何かそれだけの不思議なことがあるだろう。道途の説にはいうに憚ることがある。また農商務大臣は古河市兵衛に伜をくれられ親類であるからと、――まさか国家の大臣たるものが、斯のごときをもって公務を私するものでないということは拙者も信じている。しかしながら、こういうことを人民がいうときは何をもってこれを弁解する。この下にいるところの県会や郡長が人民の害をなしてこの請願の道を塞いでいるというようなことは、如何にもありそうなことであろうと思う。この鉱山の三款などは立派にこれを削除してよろしい」
満面に朱をそそぎ腕をふりまわして怒号していた正造は、そういってぷっつり言葉を切った。同時に湧きかえるような拍手であった。正造は紋付の袖を振って、しかも眉に一抹の哀切な愁を漂わせつつ降壇した。席に着いてまた大臣席をふり仰いだが、ついに最後まで陸奥の姿は見出せなかった。