후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
ただ徳義上、党派の諸君に御相談もなくかような事を決心したのは相すまぬが、みずからは自ら信ずる処をもって決心いたしましたので、悲しむのは本問題のために、かようなことをも致さねばならぬ場合に立ち到りましたことでございます」
こうして明瞭に脱党を声明したのち、正造はもはや係累を捨て去ったという面持で、にわかに語気を変えた。まず官辺の情報がことごとく事実を詐っていることを、一々被害民側の報道を挙げて説明し、
「この半病人殿が身に寸鉄を持っていない。今度で四度であるが、前の三度も持っていなかった。今度ももとよりなにも持っていられない。また持つ必要もない。しかるに、なんのためにこれを挟撃して怪我を負わしたのか」
と、目を怒らして叱※(「口+它」、第3水準1-14-88)した。正造が、口を極めて現場の惨状を訴えるに従って、壇上から一種凄惨な気が迸って、人々の頭上へ降り濺ぐおもむきがあった。
「もしこれが、諸君、被害民の方でなにか持っておったならば、どんなわけになるのでございましょう。これらのことは、私も実地を見た者でない、自ら十分信じたこととして申し上げるのでないから、違う点があるかも知れない。