후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
それは源八が鳥獣魚虫の絶滅に至った状態を三カ月ばかりかかって手記し、一部は一昨年の春、芝口の事務所へも送ったものであった。節をつけて読む老人のだみ声が、静寂な夜気のなかにひびきだした。
「…正月の節より十日もたちまして、雪が七寸乃至一尺余も降りまして、寒気はさほどゆるみましたとも見えませぬけれども、もはや陽気でございまして、そのあくる日晴天になりますと、雪は八九時十時より段々解けまする。田圃でも日向のよき箇所は所々土が雪より現われます。陽炎が立ちまする有様、陽気が土中より登りて、たとえば湯気のごとくに立ちのぼる。しかるに鉱毒被害深さ八九寸より三尺に渡り候田圃には、さらに陽気の立ち登るを見ず」二月の啓蟄、三月の穀雨と読みたどって、「小満四月、中の節。山林田圃杯には、種々の蛇が多く居りました。山かがしというがあり、縞蛇というがあり、地もぐりというがあり、青だいしょうというがあり、又かなめというがありましたが、鉱毒被害地には、さらに御座なく候と申しても宣敷くらいでございます。又畑の境界などには、多くうつ木と申まする樹を仕立つ。この木は根が格別ふえません故、境木などに至極宣敷ござります。