일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

いたく自分の失策に責任をかんじているふうで、これを謝すに言葉がない、贖いはいかなる言葉をもってしても足らない、行動の上で現さねばならぬ、と思いつめている様子であった。正造もそれを覚ってその心情を憐み、心まかせにした。やがて再び検証に移ったが、野口は晩秋の寒風に濡れ鼠のからだを曝して案内に立った。夕方になると野口の顔は鳥肌だって蒼ざめ、目の裡がうるんできた。傍の者が気づいた時には歩行さえ苦しげだった。風邪をひいて忽ち発熱、しかもよほど高熱のようであった。弁護士や判事たちもはじめて野口の様子を知って真情にうたれ、痛ましげに目をうるませて休息をすすめた。

翌七日、野口はまた病躯をいとわず案内するといってきかなかった。大字高山からはじまって、字権現向から字鯉沼へ来た。その辺の堤下道路には亀裂ができていて、厚さ六分ぐらいの青黒い表土が片々と剥ぎ取れた。九月十三日の浸水に残留したものである。権現向の畑地は三十余町歩の間ただ一面の杉菜で、草中わずかに畦らしい跡を見るばかりだった。

ついで案内は栗原宰次郎に代って植野村舟津川に移り、堤外地の竹藪で太竹のたやすく抜けるのを試みた。