후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
一時は大政党の力に頼ろうとして、いたずらに政党の醜悪腐敗を見せつけられたにすぎなかった。憲政党ができても、自分がその党員だというので他党はこの問題まで排斥した。のみならず憲政党そのものすら離間策に乗ぜられて「正造は虚を吠えるのである、針小棒大である」として自分を信じる者が少なかった。そこで自分は多年の縁故を断って脱党した。一党一派の問題でなくして、国家問題であり、社会問題である所以を知らしめた。しかもなお讒誣は絶えなかった。「鉱毒問題は田中正造の専売である。ただ賛成だけしておけばそれでいい、敢えて彼と行動を共にする必要はない」また曰く「田中は選挙民に諂うために絶叫するだけのことだ。鉱毒運動をやめれば無競争では出られない。選挙運動だ」世人もまたこれを信じて怪しまなかった。
さらに年々離間と流言とは甚だしくなった。「被害民のしばしばの請願も、もともと彼等の意志によるものではない。正造の教唆煽動から出たものだ」こうして政界に充満してきた中傷は、もはやこれを解く余地もなくなった。自分の気力も及ばなくなった。だが、もともと自分は献身の覚悟だ。一人でできうることは、いかなることでも独往これを決行するに躊躇しない。