후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
相成様尽力被下度為国家奉企望候頓首。足利郡有志者」
暗に正造を貶したものである。木村派がいよいよ官党の本性をあらわしてきた感が深かった。少年が瞳をかがやかして傍からまた報告した。
「敵のやつらは、旧のお正月へかけて伊勢参宮をしないか、旅費は持ってやる。そういって村の者を勧誘しているそうです」
正造は指折り数えて、
「なるほど投票日は旧の正月十七日にあたる。有権者を他郷へつれ出して棄権させようという腹だね。うまく企んだものだ」
と左右を顧みて笑った。
一月も末ちかくなると、選挙戦は全国的に白熱化してきた。それを証拠だてる殺伐な消息が、この地方にもとりどりに入ってきた。中に就いて自由党の発祥地である高知県下の動静はものすごく、県の長浜村では戸ごとに貼札して「遍路乞食及び吏権党遊説員は門内に入るべからず」の文句をかかげたという些事さえ、小気味よいでき事として喧伝され、同じく高知県佐川村で、吏党派と自由党派が抜刀し発砲をして乱闘を演じ、数名の即死者をだしたという血腥い事件が、各地の興奮をいやがうえにも駆りたてた。一方こうした物情騒然の結果として、二十八日には予戒令が公布された。