일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

やがて予め正造と打合せがしてあったらしい村内の小林善吉と対岸吾妻村の庭田恒吉が数名の青年とつれだって訪ねてきた。座敷にまるく座をしめると、早速仲裁会の動静が話題になった。さきに足利郡役所に被害民総代が召集されて仲裁を慫憊されたとき、田中派と木村派との政党的対立がはしなくも物議をかもす種となり、木村派の早川、広瀬、影山の三委員が仲裁会から分裂して別に鉱毒査定会なるものを作った。庭田たちの報告によると、吾妻村附近はこの派の走狗が出没して村長の亀田佐平以下がすでに示談説に傾いているという。早川といい亀田といい、卒先して鉱毒の被害に蹶起した人々で嘗ては正造もその先唱を称揚したことがあった。それだけにその後の変心と裏切りの行動が彼等のためにも惜しまれてならなかった。群馬県下もまた同様に仲裁会と鉱毒査定会を面々が被害民をたぶらかすことに鎬を削って、憂うべき情勢にあることが小林の言葉で明白になった。

正造には役人の策謀も、地方議員の策謀も、すべてのからくりの醜悪な裏側が見透しだった。――被害民たちはおそらく宣伝にのって粉鉱採聚器を鉱毒を防止する器械と信じさせられているのだろう。