일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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げんだいてつがくこうわ

現代哲学講話

戸坂 潤

戸坂 潤의 現代哲学講話(げんだいてつがくこうわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 268,337자 · 522화면

아오조라 문고

だが云うまでもなく之は、博士の思想が多少ともそういう色彩を持っていることを意味するのではなくて、単に博士の頭脳が一般的に認識能力に富んでいることを意味するに過ぎない。マルクス主義に対する田辺博士程度の認容と評価とは、西田博士であっても持っている。二人とも新しい若い生き生きしたものに対して真面目に取引が出来るだけの、脳皮質の軟かさを有っているのだろう。――実は田辺博士こそ、最も理論堅固なブルジョア哲学者なのである。

最近わが国でもヘーゲル復興が流行していて――一体こういう「ヘーゲル主義」運動はその動機からして批判されねばならぬが――ブルジョア哲学は少なくとも数十人のヘーゲル論者を大量生産しつつあるが、無論与太なものが相当多いと聞いている。だが田辺博士はこの間にあって、ヘーゲル哲学を本当に使用(ただの止揚ではない)しようと企てている少数な人々の一人である。近くは三つ四つのそういう本格的な博士のヘーゲル論文が続けざまに発表された(『ヘーゲル哲学と弁証法』)。吾々は恰もこれ等の論文によって、博士の哲学の諸特色を捉えることが出来る。

ヘーゲルを使っての田辺博士の立場は、西田博士の立場とは異って、自らを観念論と名づける。