후리가나로 읽는 일본 고전
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きどうむかしがたり
綺堂むかし語り
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 綺堂むかし語り(きどうむかしがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 183,656자 · 363화면
中にかの絵草紙屋の店を見いだし得ないためであるらしい。
歳晩の寄席――これにも思い出がある。いつの頃から絶えたか知らないが、昔は所々の寄席に大景物ということがあった。十二月の下席は大抵休業で、上十五日もあまりよい芸人は出席しなかったらしい。そこで、第二流どころの芸人の出席する寄席では、客を寄せる手段として景物を出すのである。
中入りになった時に、いろいろの景品を高座に持ち出し、前座の芸人が客席をまわって、めいめいに籤を引かせてあるく。そうして、その籤の番号によって景品をくれるのであるが、そのなかには空くじもたくさんある。中ったものには、安物の羽子板や、紙鳶や、羽根や、菓子の袋などをくれる。箒や擂りこ木や、鉄瓶や、提灯や、小桶や、薪や、炭俵や、火鉢などもある。安物があたった時は仔細ないが、すこしいい物をひき当てた場合には、空くじの連中が妬み半分に声をそろえて、「やってしまえ、やってしまえ。」と呶鳴る。自分がそれを持ち帰らずに、高座の芸人にやってしまえと云うのである。そう云われて躊躇していると、芸人たちの方では如才なくお辞儀をして、「どうもありがとうございます。