轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
げんだいゆいぶつろんこうわ
現代唯物論講話
戸坂 潤
「現代唯物論講話」白揚社、1936(昭和11)年12月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 251,295 字 · 490 页
云うまでもなく、支配者社会のための美術が、宗教が、教育が、停滞・腐敗・堕落したと判断するからであり、階級的に之に対する対立美術に、対立宗教(実は宗教対立物だが)に、対立教育に、備える必要があると考えるからである。階級文化の対立を仮定した一の文化統制が、多少とも安易な道を選ぶべく萎縮したのが、この現象に他ならなかったのだ。
第二に、プロパーな文化統制が文化に対する政治的法律的な統制政策であり、従って国家の階級的権力によるそれだといったが、併しこの統制はこうしたリーガル(国法的)な外見でばかり行なわれるのでは決してない。元来国法的に文化統制を実行し得るためにも、なるべく一部の社会常識や通念に手頼って之を合理化し之に倫理価値を与えるのでなければ権威を生じないが、それだけではなく、この政治的法的な文化統制は、之から区別される云わば私的な文化統制活動によって、敷衍され拡大される、という事実を忘れてはならぬ。対立文化に対する階級道徳的判断は、国家権力のこの法的後援を得ることによって、私的ではあるが併し、法的な(即ち又合法的な)ものの到底及ばない程の、文化統制力を発揮することが出来る。