轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

げんだいゆいぶつろんこうわ

現代唯物論講話

戸坂 潤

「現代唯物論講話」白揚社、1936(昭和11)年12月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 251,295 字 · 490 页

青空文庫

存する、そう或る人々は考える。だからこうした応用的な特殊な事実の問題を、その原理的・本質的・な問題に還元することによって、それを深めねばならない、それが哲学的基礎づけというものだ、そう彼等は推論するのである。だが――マルクス主義哲学は、それ自身一つの哲学であり、それが一つの独自な世界観に立っているということを注意すれば、今の推論がどんなに変なものであるかが直ぐ判る。マルクス主義がその原理・本質的根柢・を、他処から借りて来なければならぬとすれば、それは何等の哲学でも世界観でもあり得ないではないか。

マルクス主義哲学=弁証法的唯物論は、それ自身独自の歴史的発達と体系組織とを持った一つの哲学の貫かれた系統である。之を何かの所謂「哲学」――夫は一般的にブルジョア観念論と呼ばれて良い――によって継ぎ穂するということは、全く無意味な企てなのである。

では吾々の哲学の「哲学的基礎」という言葉は全く無意味であるのか。必ずしもそうではない。――わが国で社会科学と云えば、それ自身マルクス主義哲学・唯物弁証法・の一部分を意味していることは、人々が好く知っている通りである。