轻松读懂日语经典作品
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だっせんむすこ
脱線息子
佐々木 邦
「キング」大日本雄辯會講談社、1927(昭和2)年7月~1928(昭和3)年7月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 108,293 字 · 221 页
「感服しないね。こんな役をノメ/\仰せつかるとは僕も余っ程お人好しだね」
「そこを見込んで頼んでいるんだよ」
「畜生!」
「松浦家を大いに推薦して置く必要がある」
「推薦にも何にも僕は知らないぜ」
「地主だよ。牛込の弁天町に地所家屋を大分持っている。義兄が○○出身で僕の成績を知っているから秀子さんをくれたがるんだろうと言い給え」
「笑わせるなよ。しかしマザーならそれくらいで結構誤魔化せるぜ」
「唯ガ※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)ナーだよ、難物は」
「二人同席だと困るね」
「僕もそれを案じている。今日は返す/″\もバツが悪かったからね」
と新太郎君は思い出して溜息をついた。
従兄弟同志が食事と共に打ち合せを終ると間もなく、
「原田さん、もうソロ/\出掛けませんか?」
と俊男君が離れから大声で呼んだ。松浦の俊男さんも同じ汽車で東京へ帰る。
「お供しましょう」
と応じた原田の寛一君は支度も何もない。折から秀子さんの笑い声が陽気に響いた。
「僕も駅まで送ろう」
と新太郎君は勢好く立ち上った。
「現金だなあ」
「いつでも送るじゃないか?」
「いや、立ち方がさ。土瓶を蹴飛ばしたぜ」