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さんごくし

三国志

吉川 英治

線上閱讀吉川 英治《三国志(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 161,356 字 · 323 頁

青空文庫

「平常、交わる友には、どんな人々があるか」

「襄陽の名士はみな往来しております。就中、襄陽の徳公、統子などは特別親しくして、よくあれなる林の中に訪うて参ります」

童子の指さす方へ、玄徳も眼を放ちながら、

「――では、あれに見える一叢の林中に、そちの仕える師父の庵があるとみえるな」

「はい」

「※(「广+龍」、第3水準1-94-86)徳公、※(「广+龍」、第3水準1-94-86)統子とは、よく知らぬが、どういう人物か」

「この二人は、叔父甥の間がらで、※(「广+龍」、第3水準1-94-86)徳公は字を山民といい、師父よりも十歳ほど年上です。また※(「广+龍」、第3水準1-94-86)統子は士元と称し、この人は、私の師父よりまだ五歳ほど若く、この間もふたりして、先生の庵にやって来ました。――ちょうど師父は裏へ出て柴を採っていましたが、その柴を焚いて、茶を煎、酒をあたためて、終日、世間の盛衰を語り、英雄を論じ、朝から晩まで倦むことがありませんでした。よほど、話し好きな人とみえます」

「そうか。……そちの言葉を聞いて、儂もどうやら先生の庵を訪うてみたくなった。童子、わしを案内して参らぬか」