輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
さんごくし
三国志
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《三国志(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 161,356 字 · 323 頁
四
と、たしなめた。すると司馬徽も、われながらおかしくなったとみえ、好々、おまえの意見も、大いに好々。
といったそうである。
四
童子がきて、質素な酒食を玄徳に供えた。司馬徽も、食事をともにし、やがて、
「お疲れであろう。まあ、こよいは臥房へ入っておやすみなさい」と、すすめた。
「では、おことばに甘えて」
と、玄徳は、別の部屋へはいったが、枕に頭をつけても、なかなか寝つかれなかった。
そのうちに、深夜の静寂を破って、馬のいななきが聞え、屋の後ろのほうで人の気はいや戸の音がする。
「……はてな?」
風の音にも心をおく身である。思わず耳をすましていた。
屋は手ぜまなので、裏口から主の部屋へ入って行く沓音までよく聞える。
「やあ、徐元直ではないか。いま頃、どうして来たのか」
主の司馬徽が声であった。
それに答えたのは、壮年らしいさびのある声色の持ち主で、
「いや先生。実は荊州へ行っていました。荊州の劉表は近頃の名主なりと、或る者から聞いたので、行って仕えていましたが、聞くとみるとは、大きな違い、から駄目な太守です。すぐ嫌気がさしてきましたから、邸へ遺書をのこして逃げてきたわけです。