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なんごくたいへいき

南国太平記

直木 三十五

線上閱讀直木 三十五《南国太平記(なんごくたいへいき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 493,291 字 · 991 頁

青空文庫

仁礼源之丞    (子爵仁礼景範)

氷山万斎     (永山弥一郎)

野津七次     (侯爵野津道貫)

西郷竜庵     (侯爵西郷従道)

有村次左衛門

西郷吉二郎

山内一郎

有村如水     (後の国彦)

大久保一蔵    (利通)

樺山三円

奈良原喜左衛門

中原喜十郎

大山格之助    (後の綱良)

「よく揃うた、その代り――」

と、云って、西郷は、人々の顔を、見廻して

「もし、この企てが、近藤崩れのようになったなら、薩摩は、天下が取れんようになる」

「一蔵も、それを心配しておった」

「将曹や、平如き奴等二三人を討取ったがために、この有為の青年を、近藤崩れの時のように死なしては、何んにもならん。だから、討つのは、遺憾ないように、十分の人数と、十分の計とで行うて、上役人へ名乗って出るのは、人数を限らんといかん。皆が皆死んでは、第一、斉彬公に対して、不忠になる。わしが、名乗って出て、皆の罪を引受けよう」

「吉之助一人の仕業と、誰がおもう? 籤引にでもして、五人は、こしらえんといかん」

「そうじゃない」

と、西郷は、首を振って

「相手は、三人か、四人でないか。計で斬るに、一人で斬れんことがあるか。