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なんごくたいへいき

南国太平記

直木 三十五

線上閱讀直木 三十五《南国太平記(なんごくたいへいき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 493,291 字 · 991 頁

青空文庫

「調所は?」

「調所は――このへろへろを除いてからでよい。よし、此奴が元兇としても、大阪におっては、大したことも仕出かしえまい。それで、小父上、拙者は、浪人を集めて、牧を討ちに参るから――」

「牧は、わしが討取るつもりじゃ」

「小太郎と二人で?」

「うむ」

「牧には、少くも、十人の護衛がおりまするぞ」

「成否は問わぬ、意地、武門武士の面目として」

「では、力を添えて下されますか」

「わしも、お前がおると、力強いで」

「それから、綱手は、調所のところへ、あの又蔵を、国許の同志への使に立てたなら?」

「あれは、忠義者じゃし、心も利いておる」

「では、小父上は、今からでも、立ちますかの」

「ここへ泊って、明日、早々にでも――」

「七瀬殿は?」

「もう、立ったであろう」

「この雨の中を――」

「可哀想じゃが――」

「初旅に――」

「お前は、いつ立つ」

「左様――浪士を集めて、敵党の手配りを調べて、三日が程はかかりましょうか」

「深雪は、その間」

「南玉と申す講釈師に、あずけましょう」

「講釈師、あの、ひょうげた?」

「あれで、なかなかの奴で、肚ができておりまする。安心してよろしゅうござりましょう」

と、いって、話が終ると