輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

しゅんでい

春泥・三の酉

久保田 万太郎

線上閱讀久保田 万太郎《春泥・三の酉(しゅんでい)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 86,075 字 · 173 頁

青空文庫

――と、ちょうどそのうちいゝ刻限になるから、一人でこの草の中を通ってあずまやへ行き、そこへめい/\名前を書いて来るという趣向……だったんだ。――たか/″\来て四五十人のつもりだったからそんなことも考えたんだ。――が、いざ当日になると来たのがそのざっと五倍……」

「と、二百……」

「うそをいやァ隣の料理屋……といったっていまあるあれじゃァねえ……どの座敷も人で身動きも出来ねえ位だった。――だから口の悪い奴はいった、これじゃァ怪談会でなくって怪談祭だ。」

「いゝことをいやァがる……」

そういいながら小倉は池に沿ってしずかに足を運んだ。

「そうなったらもう趣向も蜂のあたまもあったもんじゃァねえ。」三浦も田代もともにそのあとに従いながら「七月はじめの夜の短けえさかりだから、一人ずつその名前を書きに行った分には夜が明ける。――そこで二人ずつ、三人ずつ――多いのは五人十人隊を組んで押しかけるんだから凄いことも何にもねえ。――こまったのは虫笛だ。――矢っ張それもはじめに趣向して、どしこと虫屋から仕入の、あっぱれ草の中へ伏勢を置いたのはいゝ、いざとなるとその騒ぎだ、驚いて此奴が一匹だって鳴いてみせねえじゃァねえか。