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しゅんでい
春泥・三の酉
久保田 万太郎
線上閱讀久保田 万太郎《春泥・三の酉(しゅんでい)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 86,075 字 · 173 頁
……けど、あれをやっている間でも、自分じゃァ若宮君、ちッともそれを喜んじゃァおらないんで、そばで何かいうものがあると、止してくれ、たのむからそんなこといわないでくれ。……此方は、もう、いやで嫌でたまらないんだから。……何の因果でこんな業さらしを……かゝなくっていゝ恥をかいてるんだか分らないんだから。――そういって、あなた……」
「…………」
「げんにいわれました、あたくしも。――揚幕へまわってみているといきなり入って来て、何だ、要ちゃん、何をみているんだ? ――というから、おやじが是非みて置けといったからみているんだ。――そういうと嫌な顔をして、そんなことをわざというんだ、此方が捨てゝかゝってるもんだからわざとそんなことをいうんだ。――やってる当人のつまらないものをみたって面白いわけがない、そんなものをみたってはじまらない、止し給え、止し給え……」
「…………」
「これが評判が悪いとか、人気が落ちたとかいうなら気を腐らすわけも分ります。そうでないんだけこまります。――それだけ此方も。――いゝえ、いくら暢気でも、これ……」
「お幾つです、若宮さん?」
ふいと「うたむら」