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めいしんとしゅうきょう
迷信と宗教
井上 円了
線上閱讀井上 円了《迷信と宗教(めいしんとしゅうきょう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 151,147 字 · 298 頁
(五)戦争論
例えば、毎夜睡眠に就くも、だれも恐るることなきは、明日再び覚醒することあるを知ればなり。これと同じく、ひとたびここに死しても再びかれに生ずる望みあらば、あえて死を恐るるを要せんや。もし、来世は今世より一層幸福円満の世界なることを知らば、喜び勇みて死に就くに至るべし。これ、宗教信者の死をいとわざるゆえんなり。つぎに第三条の意は、道理をもって死の恐るるに足らざることを知らしむるをいう。
例えば、余が『妖怪学講義』のごときこれなり。その講義は「総論」「理学部門」「医学部門」等の八大部門に分かるるうち、「宗教学部門」はまさしく「死はなんぞや」の問題を説明したるものにして、他の諸部門も多少この問題に関連せざるはなし。もし人、第一条、第二条の方法をもって満足することあたわざるものは、よろしく第三条の妖怪学研究の方法によりて、恐死病を医せんことを求むべし。余が一家相伝の秘法といいしは、この方法のことなり。
(五)戦争論
およそ戦争に三種あり。曰く天争、曰く人争、曰く心争なり。天と相争う、これを天争といい、人と相争う、これを人争といい、心と相争う、これを心争という。