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めいしんとしゅうきょう
迷信と宗教
井上 円了
線上閱讀井上 円了《迷信と宗教(めいしんとしゅうきょう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 151,147 字 · 298 頁
第三〇段 全国共通の迷信 四(幽霊)
しかるに、これを崇拝して冥護を得んとし、これに祈願して現福を授からんとするもののごときは、迷信の大なるものである。
第三〇段 全国共通の迷信 四(幽霊)
つぎに、幽霊談はひとり日本国に共通せるのみならず、世界に共通せるものである。すでに日本の幽霊は珍しくないから、シナの幽霊について、『京都日出新聞』に出でたる投書の一欄を転載しておく。
日本の幽霊を研究する傍らに、お隣りのシナの幽霊について研究するもおもしろかろう。『春秋左氏伝』「昭公七年」の条に、鄭子産が「匹夫匹婦強死すれば、その魂魄なおよく人に憑依して、もって淫をなす」といっているのは、シナには古くから幽霊を認めていた証拠で、鬼のことは『春秋左氏伝』の諸所に出ているが、「成公十年」の条に、「晋侯の夢に大(鬼)被髪地に及ぶ。胸を搏って踊って曰く、『余が孫を殺す不義なり。余、天に請うことを得たり』と。大門および寝門をやぶって入る。公おそれて室に入る。また戸をやぶる。公、覚めて桑田の巫を召す、云云」とあるも※(「厂+萬」、第3水準1-14-84)鬼の一例である。
しかしこれは現実でなく、夢に現れた※(「厂+萬」