輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

さんごくし

三国志

吉川 英治

線上閱讀吉川 英治《三国志(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 161,356 字 · 323 頁

青空文庫

しかし、袁尚の側にいる智者の審配が反対した。――そのまに袁譚はいよいよ苦戦に陥ってしまい、逢紀が独断で、冀州へ書簡を送ったことも耳にはいったので、

「怪しからん奴だ」と、その僭越をなじり、自身、手打ちにしてしまった。そして、

「この上は、ぜひもない。曹操に降って、共に冀州の本城を踏みつぶしてやろう」

と、やぶれかぶれな策を放言した。

冀州の袁尚へ、早馬で密告したものがある。袁尚も愕き、審配も愕然とした。

「そんな無茶をされてたまるものではない。大挙すぐ援軍にお出向き遊ばせ」

審配のすすめに、彼と蘇由の二人を本城にとどめて、袁尚自身、三万余騎で駈けつけた。それを知ると袁譚も、

「なにも好んで曹操へ降参することはない」

と、意をひるがえして、袁尚の軍と、両翼にわかれ、士気をあらためて曹軍と対峙した。

そのうち、二男の袁煕や甥の高幹も、一方に陣地を構築し、三面から曹操を防いだのでさしもの曹軍も、やや喰いとめられ、戦いは翌八年の春にわたって、まったく膠着状態に入るかと見えたが、俄然二月の末から、曹軍の猛突撃は開始され、河北軍はなだれを打って、その一角を委ねてしまった。