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たんげさぜん

丹下左膳

林 不忘

線上閱讀林 不忘《丹下左膳(たんげさぜん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 241,861 字 · 480 頁

青空文庫

の連発……青いき吐息。

この日光祖廟おなおしの件は、やがて本講談の大筋の一つとなります。

しかるに。

その柳生藩に、百歳あまりの一風宗匠という、活きた藩史みたいな人物があった。この人によって、柳生の先祖が、かかる場合の用にもと、どこかの山間にとほうもない大金を埋め隠してあると知れて、一藩は蘇生の色に、どよめき渡った。

あの愚楽老人の言ったことは、やっぱり嘘じゃあなかったんです。其金さえさがしあてれば、柳生は貧乏どころか、日本一の富裕な藩になるだろう。

が、その大金の埋蔵個所は、ただ一枚の秘密の地図に描き示してあるだけで、誰も知らない。

では、その密図は――?

「こけ猿の茶壺に封じこめあるもの也」

口のきけない一風宗匠、筆談で答えた。

さあ、たいへん! よろこんだのも束の間、問題のこけ猿の茶壺は、弟源三郎の婿引出に持たしてやって江戸で行方不明……

「名器は名器にしろ、あの薄ぎたない茶壺が、柳生家門外不出の逸品と伝えられていたのは、さては、そういう宝の山の鍵がおさめられてあったのか。そうとも知らず――」

と、地団駄踏んでも、あとの祭。さっそく、藩士の一隊が決死の勢いで、壺探索に江戸へ立ち向かう。