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なんごくたいへいき
南国太平記
直木 三十五
線上閱讀直木 三十五《南国太平記(なんごくたいへいき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 493,291 字 · 991 頁
今のは、※(「言+墟のつくり」、第4水準2-88-74)でげすよ」
「いや、志はよく判っておる。礼ができんで、苦しゅう思うていたが、教えてもろうた。わしが、斬死したなら、二人で、大小を分けてくれ。それでは、明朝、早々に、出立するとしようかの」
「ところで、お上じゃ、浪人を募集していますね。支度金十両くれるって、一番、金だけもろうて、ずらかったら?」
「それもよかろう。南玉、そちが、応募してみては」
「小父様、張扇で、お対手仕る」
「やっとうが出来るなら――口だけじゃ、何うもね」
「と、仰しゃいましては」
と、深雪が、笑った。
「ささ、この扇、扇がお役に立つならば、叩いてお金が、出るならば、益満さんから、借りないに――」
「南玉、何んと申した」
南玉は、きょろきょろと、四方を見廻して
「庄吉、何うした?」
と、叫んだ。
「南玉っ」
「出鱈目を、一々、若旦那。本当に、益休と、つきまぜてえや」
小太郎は、俯向いた。隣長屋が、荷物を造りかけたらしく、物音が、床板へ響いて来た。
当節、世間で、恐いもの
安政地震に、神田火事
水戸の親爺(烈公)に俺が嬶
浪人、ころりに、鼠取り
人の女房を口説く時