輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
しんぺんちゅうしんぐら
新編忠臣蔵
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《新編忠臣蔵(しんぺんちゅうしんぐら)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 337,181 字 · 676 頁
いいではありませぬか、いっそ、御披露しておしまいなされ』
と、伝右衛門もからかいに入る。
『云いましょうかの』
源五へ向って、十郎左は、本気になって、
『おやめなされ、意地のわるい』
『でも、拙者が嘘つきになっては困る』
『あいや、源五どの、この伝右衛門は、ぜひ聞きたい。いったい、美男の十郎左が、寝言に云われたというその寝言は、どんな言葉でござったのか』
『それはな、伝右どの、……女の名を、この十郎左が』
十郎左は、顔を紅くして、
『およしなされ! 左様な事! きっとそれは母の名でも』
『いやいや、母御のとは、違うていたが』
内蔵助が、こっちを眺めて、にやりとしている。十郎左は堪りかねて、赤埴源蔵のうしろへ隠れてしまう。
――そんな事もあったりしたが……。
一月は瞬く間に過ぎた。二月に入ってすぐの二日の晩の事であった。
何かの用事で、ちらと伝右衛門が姿を見せると、珍らしく、内蔵助のほうから呼び止めるのである。――それもいつになく、明るい声で。
見ると、酒が出ている。睦じく寄り集まっているのだった。酒の飲めない赤埴源蔵だの、吉田忠左衛門だの、小野寺や間瀬などの甘党は、やはり杯で「甘みぞれ」