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めいしんとしゅうきょう

迷信と宗教

井上 円了

線上閱讀井上 円了《迷信と宗教(めいしんとしゅうきょう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 151,147 字 · 298 頁

青空文庫

二気の霊、人身にありては、これを魂魄という。人身の受くるところ、二気と魂魄とは、なお陰陽と鬼神とのごとし。二つあるにあらざるなり。けだし魂魄は、その主にして霊なるもののみ。ゆえに二気消散すれば、すなわち魂魄もまたしたがって亡す。しからばすなわち、身死してのち、魂魄あにまた天地の間に留滞すべけんや)と。これによりてこれをみるに、儒教は一般に霊魂消滅説なるがごときも、その実、不滅説なり。ただ、余がいわゆる消極的説明によりて、積極的に考えざるのみ。もしまた、人心の本性を論ずるに至りては、その不滅なること言をまたず。『惺窩文集』(続稿巻一)に、「夫天道者理也、此理在レ天、未レ賦二於物一曰二天道一、此理具二於人心一、未レ応二於事一曰レ性、性亦理也。」(それ天道なるものは理なり。この理、天にあり、いまだ物に賦せざるを天道という。この理、人心にそなわり、いまだ事に応ぜざるを性という。性もまた理なり)と。

また、『羅山文集』巻二十四に、「理之所レ主謂二之帝一也、理之所レ出謂二之天一也、理之所レ生謂二之性一也、理之所レ聚謂二之心一也。」(理の主とするところ、これを帝というなり。