Japanische Klassiker mit Furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme
もうだいじょうぶだよ。」
「すみません。おれ、ゆだんしちゃって、すみません。」
ポケット小僧は、いかにも、もうしわけなさそうに、ピョコン、ピョコンと、二度おじぎをしました。
「いいんだよ。きみがこれまでにたてた、てがらのことを思えば、なんでもないよ。それにしてもポケット小僧が、ほんとうにポケットの中へはいったのは、これがはじめてだろうね。はははは……。」
ジャッキーはそういって、おかしそうに笑いましたが、すぐにまじめな顔になって、
「しかし、こいつは、このままにしてはおけない。眠りからさめて、四十面相にこのことをしゃべったら、たいへんだからね。やっぱり、あそこへほうりこんでしまわなければ。」
といいました。あそことは、いったいどこなのでしょう。
もしかしたら、あの岩の橋をあげおろしする底もしれない谷まのことではないでしょうか。
そんなところへほうりこんだら、むろん命はありません。明智探偵や警察の人たちが、そんなむごたらしいことをするはずがありません。
では、いったい、どこへほうりこむのでしょうか。
ポケット小僧は、その場所をよく知っていました。というのは、それを見つけたのはポケット小僧じしんだったからです。