Japanische Klassiker mit Furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme
密室の怪人
わかったか。」
ああ、夜光人間は、またしても、どろぼうの予告をしているのです。しかも、わざわざ、名探偵明智小五郎の事務所へやってきて、ふせげるものならふせいでみよ、と、からかっているのです。
夜光人間とは、いったい何者でしょう。この怪物は、世間に知られた宝物ばかりねらっているようです。化けもののくせに、美術品をほしがるなんて、なんだかへんではありませんか。
そういう有名な美術品は、だれでも知っているのですから売ろうとすれば、すぐにばれてしまいます。売ってお金にすることはできないのです。夜光人間は、お金がほしいのではなくて、美術品そのものを愛しているとしか考えられません。お化けどろぼうにもにあわない、ふしぎなのぞみをもっているやつです。
密室の怪人
青銀色に光る夜光人間の首が、まっ暗な部屋の空間を、ふわふわとただよいながら、恐ろしい予告をしているあいだに、マユミさんは、あいてにさとられぬよう、じりじりと、入口のドアのほうへ近よっていました。そして、怪人のことばがおわるといっしょに、パッとドアをあけて廊下にとびだし、てばやくドアをしめて、ポケットのかぎで、そとから、カチンと、錠をおろしてしまいました。