Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きめんじょうのひみつ

奇面城の秘密/夜光人間

江戸川 乱歩

Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme

Aozora Bunko

水中の怪光

むろん、ぼくたちは、そのあとをつけましたが、神社の森の中で逃げられてしまいました。あいつは木のてっぺんから、空へ舞いあがったのです。宇宙怪人のときと、そっくりの飛びかたでした。

空へ逃げられてしまっては、どうすることもできないので、ぼくたちは、そのまま帰ってきたのです。」

「いや、そこまで見とどければ、じゅうぶんだよ。ごくろうさん。あいつはぼくを、その森の中へおびきよせたかったのかもしれない。そして、ぼくの目の前で、空へ飛んで見せたかったのだろう。じつに、しばい気たっぷりなやつだからね。」

水中の怪光

二、三年まえ、あるフランス人が、ヘリコプターのプロペラのようなものを背中にしょって、空を飛ぶ発明をしたことが新聞にのっていましたが、四十面相は『宇宙怪人』の事件のとき、それとおなじようなプロペラを身につけて、たびたび空を飛んでみせました。

こんども、そのプロペラなのです。四十面相の夜光怪人は、木のてっぺんに、かくしておいた飛行具を身につけて、星空を飛んでみせたのです。

こうして夜光怪人は、またもや逃げさってしまいましたが、それから十日ほどたった、あるばんのことです。